韓国初の原子力発電所である釜山市の古里(コリ)原発1号機をめぐり、同市中心部に位置する南区議会が18日、1号機の即時の稼働中止と廃炉を求める決議を採択した。 決議は「福島原発のような爆発事故が起きれば、半径30キロ以内に住む約100万の釜山市民が放射能の被害にさらされる」と主張。設計寿命の30年を超えて運転を続けている1号機の廃炉と、同原発(計5基)での増設計画の再検討を大統領府や政府に求めている。 同区議会によると、市内の計16区・郡のうち、ほかに二つの区が同日までに同様の決議を採択している。 古里1号機をめぐっては、周辺住民ら97人が稼働中止を求める仮処分を釜山地裁に申請した12日、電気系統の故障で運転が停止した。韓国教育科学技術省は「詳しい事故原因を調査中」としており、再稼働の見通しは立っていない。(ソウル=中野晃)
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