【読売新聞】 学校の図書室(学校図書館)にマンガを置く高校や中学が広がっている。図書室に生徒を呼び込むためだ。学校にあるマンガと言えば、被爆の惨状を伝える「はだしのゲン」が定番だったが、今は話題の人気作品も幅広く並ぶ。識者は「本を選
文部科学省は16日、大学入試センター試験に代えて2020年度から実施する新テストの実施方針案を公表した。 名称は「大学入学共通テスト(仮称)」とし、従来のマークシート形式のほか、国語と数学に各3問程度の記述式問題を課す。英語は実用英語技能検定(英検)など民間の資格・検定試験を導入する。 現在のセンター試験と同様に、1月中旬の2日間実施される。国語は80~120字程度で回答させる問題を含む3問程度が記述式となる。試験時間は、マークシート式と合わせて、現行の80分を100分程度に拡大する。数学も記述式の出題を3問程度とする。試験時間は現行の60分を70分程度にする。 国語と数学の記述式問題は段階別評価とする。英語の民間試験活用については、受験時期を高校3年生の4~12月とし、受験可能回数は事前申請に基づき2回。想定されているのは、英検、TOEFL、TOEICなどだ。
インターネットの資料などを引き写す「コピペ」(コピー・アンド・ペースト)の防止など、大学生への論文指導の必要性が指摘されている。 STAP細胞の論文問題を受け、学生の関心も高まっているが、指導する側からは、著作権法で認められる引用を行うことに加え、「自分の意見をしっかり持つことが大切」との指摘が目立つ。 横浜市の慶応大日吉キャンパスでは、論文やリポートの書き方に悩む1、2年生を対象に、上級生や大学院生らが図書館で相談に応じる。新年度に入り相談件数は例年並みだが、「これはコピペになりますか」といった質問が増え、引用方法を確認する学生が目立つという。 慶大では2008年度から、論文技術の授業を受講した学生や大学院生約20人を相談員に任命している。「STAP細胞の論文問題で、『正しいルールを身につけないと大変なことになる』という意識が学生に広まった」と、相談員で法学部4年の辛宇華さん(21)。卒
厚生労働省が行った若者の使い捨てが疑われる「ブラック企業」の集中取り締まりで、愛媛労働局は、調査対象にした愛媛県内の85事業所のうち、87%にあたる74事業所で法令違反があったと発表した。 愛媛労働局に情報や相談が寄せられるなどした事業所について調査した。違法な時間外労働は半数を上回る47事業所(55%)、サービス残業は24事業所(28%)で確認された。四国4県では170事業所で法令違反があった。 74事業所の内訳は、製造業が17、運輸交通業が12、接客娯楽業が9だった。 同局は74事業所に是正勧告を行っており、改善が見られない場合は、労働基準法違反容疑などで書類送検することも視野に入れて対応するという。
猪瀬直樹知事の選挙運動費用収支報告書には、報酬などの受け取りを否定した事務員らの領収書も添付されているが、不可解な記載が多い。 報酬の領収書は、住所と氏名が手書きされ、押印もされている。しかし、署名したはずの静岡県の男性は「自分の筆跡ではない」と否定。東京都の男性の領収書では、名前が1文字誤っていた。 また、「車上運動員」として収支報告書に記載されている埼玉県の男性については、領収書では「事務員」。受け取った報酬総額が「12万円」となっているが、内訳は「日当1万円×15日」と矛盾している。 宿泊費の「領収証」は4人分あり、すべてA4判1枚だった。あて名は「猪瀬直樹様」で、金額や内訳のほか、住所や氏名まで、手書きではなく印字されている。氏名の右側には「印」と記されているが、いずれも押印はない。そのうち、静岡県の別の男性の名前が間違っていた。
民間コンサルタント会社「ブランド総合研究所」(東京)が実施する「地域ブランド調査2013」で、茨城の「魅力度」が都道府県別で最下位になった。 12年は46位で、調査を始めた09年から続くワースト1位を脱したが、再び“定位置”に戻った。 調査は7月にインターネットを使い、全国2万9651人から回答を得た。認知度や観光に行きたいか、居住したいかなど72項目を尋ね、各地域の「魅力」として数値化した。 茨城は埼玉、佐賀に続く47位で、1位は北海道だった。 項目別で見ると、「観光意欲度」は調査開始から47位が続いている。また、茨城について見聞きした「情報接触度」は31位で、震災のあった11年の14位、12年の17位から低下。「食品購入意欲度」は農業産出高が全国2位にもかかわらず、29位にとどまった。 橋本昌・茨城県知事は「観光の魅力度は低いが、(別の調査の)住みよさランキングでは高い評価を受けている
精神科医の体験に裏打ちされたユニークな文筆活動で知られた作家、なだいなだ(本名・堀内秀=ほりうち・しげる)さんが亡くなっていたことが8日分かった。 83歳だった。 慶応大医学部卒。フランス留学後、同大病院などに勤務。その一方、同人雑誌「文芸首都」に加わり、「海」などで6度、芥川賞候補になった。スペイン語で「無と無」を意味する「なだいなだ」のペンネームで小説、エッセー、批評などを発表。鋭い文明考察とユーモアあふれる文章で、幅広い執筆活動を続けた。作家で精神科医の北杜夫さんとの親交も深く、医師としては、日本のアルコール依存症研究の先駆者だった。 1969年、「娘の学校」で婦人公論読者賞。70年、「お医者さん」で毎日出版文化賞。フランス人の妻との間に生まれた娘たちに人生を語りかけた「パパのおくりもの」や「人間、この非人間的なもの」「権威と権力」「老人党宣言」など多数の著書がある。
国内外の書籍、論文 三重大学(津市)は、忍者に関する国内外の約1500の書籍、論文を紹介する「忍者関係資料データベース(DB)」を作った。今後、映画や漫画、小説についても情報収集し、同様にDBを作る方針だ。 人文学部の山田雄司教授の研究室が中心となり、昨夏から準備を開始。「最後の忍者」とも呼ばれる三重大の川上仁一特任教授や、各地の忍者研究者の協力を得たほか、ロシア、タイ人留学生らがインターネットや文献をたどって情報を集めた。 その結果、国内では約300、海外ではアメリカを中心にヨーロッパ、アジアの15か国で計約1200の書籍、論文を確認。国内では忍術、海外では武術関連の書籍が目立ったという。 DBはタイトルと出版社、出版年月、価格、簡単な内容を明示。近く人文学部のホームページから閲覧できるようにし、一般からの未掲載の文献に関する情報も受け付ける。
来年度、法学部と健康科学部を新設する常葉学園大学(静岡市)は、文科省から「認可」の連絡が遅れたため、両学部の推薦入試を急きょ延期した。 当初、先月25日に連絡が入る予定だったが、「認可」の通知はなく、同省に問い合わせても「見通しが立たない」と言われただけ。 両学部を含め、推薦入試は今月18日に実施予定で準備を進めていたが、募集要項を高校や受験生に発送するはずだった今月1日の直前になっても連絡がなく、延期を決めた。 2日に認可されたものの、推薦入試を今月中に実施するのは難しいといい、担当者は「受験生に迷惑をかけた。せめて認可がいつぐらいになるのか教えてもらえればもう少し混乱を防げた」と話した。
民主党の「大学改革ワーキングチーム」(座長=鈴木寛・元文部科学副大臣)は12日、高校生の学力を等級で示す「高校教育検定」の創設や、大学や短大などの修了者を同学年人口の95%に増やす高等教育の量的拡大を柱とした大学改革の報告書をまとめた。 新たに4兆円を投入する内容で、今月中にも党内の機関決定を行い、次期総選挙のマニフェストに盛り込む方針だ。 「高校教育検定」は、高校生の学力を教科ごとに「1~5級」で示し、級取得者に大学受験を認める仕組み。取得者には、各大学が論文や英検などで思考力や語学力を問うことで、2段階の選抜方法に転換する考えだ。 また、全国約800の大学を「学修大学」と「研究大学」に分けて機能を強化し国際競争力を高める。さらに、同学年の約70%にとどまる高等教育修了者を増やすことで、若年失業者を現在の約10%から3%へ減らす目標を掲げた。
大津市の市立中学2年男子生徒が自殺したことを巡って行われた全校アンケートで「(男子生徒が)自殺の練習をさせられていた」との回答を市教委が公表しなかった問題で、市教委が加害者とされる同級生らに対して直接、真偽を確認していなかったことがわかった。 市教委はこれまで、非公表にした理由を「事実を確認できなかったため」と説明していた。 市教委によると、「自殺の練習」は、生徒16人が回答に記していた。うち実名で回答した4人には聞き取りをしたが、事実は確認できず、それ以上の調査もしなかったという。加害者とされる同級生らにも聞き取りを行う機会はあったが、「練習」については一切尋ねなかったとしている。 その理由について、市教委は読売新聞に対し、「事実確認は可能な範囲でしたつもりだが、いじめた側にも人権があり、教育的配慮が必要と考えた。『自殺の練習』を問いただせば、当事者の生徒や保護者に『いじめを疑っているの
衣類などに付けられている「洗濯表示」が2015年度以降に大幅に変更されることになった。 日本工業規格(JIS)による現在の表示から、国際標準化機構(ISO)による国際規格に切り替えるためだ。洗濯法を示すマークが洗濯機から「たらい」に切り替わるほか、干し方を示すシャツの絵が、四角形の記号に変わる。 国際規格の表示は、乾燥機の使用可否を示すマークがあるなど、現行表示よりきめ細かくなり、消費者に詳しい情報が提供できる。 一方、アイロンの温度表示が「低」「中」「高」から、1~3個の「・」に変わるなど、見慣れた表示からの切り替えで、混乱が生じる可能性がありそうだ。 国際規格は欧州や中国で使われており、衣料品メーカーは、国内外で販売する製品表示を一本化できる利点がある。経済産業省によると、日本工業標準調査会が14年度にも改正を決め、15年度以降に新表示が導入される見通しだ。
FMラジオを持ち寄り、東京都港区の都障害者福祉会館に集まった全日本視覚障害者協議会のメンバー16人は正午、ラジオからのテレビ音声が途絶えると、ため息を漏らした。 視覚障害者の多くは、FMラジオを通じてテレビのニュースやドラマ、ドキュメンタリーを楽しんできた。ところが、アナログ放送の終了で、従来のFMラジオでテレビ音声を聞くことはできなくなった。 同協議会は、国やメーカーに「地デジの音声もラジオで聞けるようにしてほしい」と要望。しかし、メーカー側から「採算が合わない」といった回答しか得られていない。会合に参加した横浜市の和泉厚治さん(60)は「新しい技術なのに、視覚障害者にメリットがないのは納得いかない」と話した。
中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の大学分科会小委員会は10日、大学卒業までに学生が最低限身に着けなければならない能力を「学士力(仮称)」と定義し、国として具体的に示す素案をまとめた。 えり好みさえしなければ誰でも大学に入れる「大学全入時代」の到来を控え、「大卒者(学士)」の質を維持する狙いがある。各大学に対しても、安易に学生を卒業させることのないよう、卒業認定試験の実施など、厳格なチェックを求める。 今回の素案に示された「学士力」は、「知識」「技能」「態度」「創造的思考力」の4分野13項目。 「知識」では、専攻分野の基本的な知識の習得だけでなく、社会情勢や歴史とも関連づけて学ぶことを、「技能」では、卒業後の社会生活を送る際に必要な能力として、日本語と特定の外国語で読み、書き、聞き、話す力の習得を求めた。 さらに、各大学に対し、授業ごとの到達目標や成績評価の基準を明確にし、学士力がどれ
茨城県大洗町を拠点に活動していた暴走族の解散式が17日、水戸署で行われた。今後、津波で大きな被害を受けた同町の復興のため、がれきの後かたづけや浜辺の清掃などを行うボランティアチームとして再出発する。 解散したのは、同町の高校生など15人で構成された「全日本狂走連盟愚連隊大洗連合ミスティー」。メンバーが入れ替わりながら約30年間、同町や水戸市などで、集団でバイクを乗り回し、爆音を響かせてきた。 解散のきっかけは東日本大震災。避難所などで「敵」と思い込んできた近所の大人や警察官から「飲む水はあるのか」などと気遣われ、「暴走なんかしている場合じゃない」という気持ちが強くなったという。泥まみれになった町役場の清掃に参加するメンバーも現れた。 解散式では、暴走族の少年総長(16)が「今まで地域の人に迷惑をかけた。今後、暴走行為は行わない」などと宣誓書を読み上げた。「族旗」も水戸署大洗交番所長に手渡し
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