中国インターネット情報センターが半年に1度発表する「中国インターネット発展状況統計報告」の最新版(2012年7月)によると、微博(短文投稿サイト)のユーザー数は約2億7300万人で、11年12月と比べ9.5%増と伸びは鈍化したものの、ネット人口(5億3800万人)に占める利用者の比率は50.9%と初めて50%を超えた。特に、携帯のアプリを使ったユーザーの伸びが続いており、半年前と比べ24.2%増の1億7000万人に達した。 こうしていつでも、どこでも微博にアクセスするようになった中国ネットユーザーに対して、外国の政府機関やメディア、企業も次々と微博を開設している。日本の政府、企業も日本大使館や共同通信、朝日新聞などのメディアが微博で情報を発信している。微博の長所は読者の反応がすぐに分かることで、面白い書き込みはたちまち転載され、コメントが付く。中国の読者の関心がどこにあるのか、リアルタイム