【AFP=時事】南シナ海(South China Sea)で台湾が実効支配する島に、軍事施設とみられる新たな構造物が建設されているのが米グーグル(Google)の衛星画像で明らかになった。台湾国防部(国防省)は22日、グーグルに対して画像を不鮮明にするよう要請していることを認めた。 【写真 11枚】台湾、南沙の太平島を海外メディア初公開 新しい構造物が確認されたのは、南シナ海の南沙諸島(英語名:スプラトリー諸島、Spratly Islands)で最大の太平島(Taiping Island)。南沙諸島はフィリピン、ベトナム、中国などがその一部または全体の領有権を主張しているが、太平島は台湾が実効支配している。 グーグルの衛星画像では、太平島の北西部沿岸に、円形状の構造物から海に突き出たY字型の構造物4つが確認できる。 台湾は昨年、太平島の防衛強化の一環として、太陽光発電式の灯台の建設や