ハローワークの求人票で示された勤務条件と、実際の勤務実態が大きく異なる「ブラック求人」ともいえるケースの多くが野放しにされているとして、労働相談を受ける団体の関係者らが13日、厚生労働省に対して監視や取り締まりを強化するよう申し入れた。 申し入れのきっかけは、求人条件と異なる長時間労働の末、事故で亡くなった東京都内の男性の事例だ。 男性は、「残業は月平均20時間」などと書かれたハローワークの求人票をみて就職した。しかし実際は月の残業時間が100時間を超えるなど長時間労働が続き、帰宅途中に交通事故で亡くなった。母の渡辺淳子さんは「ハローワークの求人なら安心」などと男性に助言していたが、今は「求人票に真実が記載されていれば今回の会社を選ぶことはなかった」と悔やむ。渡辺さんは会社に損害賠償を求めて提訴している。 厚労省によると、2014年度… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお
台湾の群園基金会が6日に発表した学生アルバイトに関する調査結果によると、半数以上の時給が最低賃金である115元(約450円)以下であり、労働保険への加入率もわずか2割強と過酷な労働環境にあることが分かった。 調査によると、最低賃金以下で働いているバイト生のうち、35・3%が時給100元(390円)以下。他にも給料の不払いや遅配、制服代の請求などの雇用者側の一方的な給料の差し引きが行われており、結局、雇用者が泣き寝入りしている実態も明らかになった。 3年前の調査では7割が最低賃金以下であり、改善の傾向は確認されたが、法律関係者は雇用主に法律の順守を訴えると同時に、アルバイト学生の権利意識の向上のため、学校での指導も必要だと指摘している。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く