2015年12月14日のブックマーク (2件)

  • 『雇用身分社会』 森岡孝二著 評・濱田武士(漁業経済学者・東京海洋大准教授) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    労働現場は戦前回帰? 今日、民間企業であれ、公務員であれ、組織の中で働き手の階層分解が進み、非正規職員枠が拡大し、固定化されつつある。しかも、正規職員との待遇格差は広がっている。 朧気 ( おぼろげ ) に感じていたが、書はこのことを、歴史と制度及び客観的なデータを使って明快にしている。 とりわけ、雇用身分制度があった戦前の働き方が今日の職場の中に復活しているという論旨には衝撃を受ける。戦前、労働者供給制度の下で、派遣労働者は賃金を供給元からピンハネされ、供給先からは奴隷のように働かされていた。このような間接雇用は悲劇を生むことから戦後制定された職安法によって禁じられた。にもかかわらず、法の隙間をかいくぐって請負という間接雇用が1950年代から芽生え、60年代後半には人材派遣会社が登場、85年には間接雇用の部分開放を認める労働者派遣法が制定された。それでも当初は専門的なスキルを必要とする

    『雇用身分社会』 森岡孝二著 評・濱田武士(漁業経済学者・東京海洋大准教授) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    kinoenesta
    kinoenesta 2015/12/14
    雇用身分制度があった戦前の働き方が今日の職場の中に復活しているという論旨。奴隷労働の現場が広がり、戦前回帰するのではと、著者は警鐘を鳴らす。使用者優位の社会に一石を投じる一冊。
  • 最低賃金:「1500円に」引き上げ求め若者がデモ 東京 | 毎日新聞

    最低賃金1500円の実現を求め、雨の中で声を上げながら歩く人たち=東京都新宿区で2015年12月13日午後3時26分、竹内紀臣撮影 政府が掲げる最低賃金1000円(時給)への引き上げでは生活苦は解消されないとして、最低賃金1500円の実現を求めるデモが13日、東京都内で行われた。主催者発表で約500人が参加した。 デモは大学生や20〜30代の非正規労働者などでつくるグループ「AEQUITAS」(エキタス=ラテン語で公正の意味)…

    最低賃金:「1500円に」引き上げ求め若者がデモ 東京 | 毎日新聞
    kinoenesta
    kinoenesta 2015/12/14
    「最低賃金今すぐ上げろ!」、「中小企業に税金回せ!」。すでに10月17日にデモを実施。20日に福岡市と名古屋市、23日に札幌市でも同様のデモが計画されている。