ことしの国内の出版物の販売額は、去年に続いて雑誌の売り上げが大幅に減少したことなどから、推計で去年よりおよそ900億円少ない1兆2800億円台となり、市場規模はピーク時の半分を割り込む見込みです。 14年連続のマイナスとなり、市場規模はピークだった平成8年の2兆6564億円の半分を割り込む見通しとなりました。 このうち、書籍の売り上げは推計で6900億円で、ヒット作が複数登場した児童書やビジネス書は前年並みとなった一方、文芸書や文庫本、新書などが減少し、全体では去年に比べて4%ほどの減少となる見込みです。 また、雑誌の売り上げは5800億円前後と推計され、前年比でマイナス11%ほどと大幅な減少となる見込みで、長年の低迷に歯止めがかかっていません。 一方、電子出版の市場規模は分析が終わっていませんが、出版科学研究所によりますと、コミック、書籍ともに順調に伸びているということです。
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