小野秀雄「新聞の史料的價値とその利用法」国立国会図書館図書館協力部編『びぶろす』1巻3号(1950年6月) 小野秀雄は日本新聞学研究の先駆者。 資料は東京大学情報学環に。社会情報研究資料センター高度アーカイブ化事業編、玉井建也、福重旨乃責任編集『小野秀雄関係資料目録』(東京大学大学院情報学環附属社会情報研究資料センター、2012.3)がある。 次のような指摘があることは、留意すべき。 「各紙のデジタル化やデータベース化が着々と進み、その方面での研究基盤が整備されつつある。戦前期からのものであれば、『朝日新聞』の「聞蔵ビジュアルⅡ」、『読売新聞』の「ヨミダス歴史館」、『毎日新聞』の「毎索(マイサク)」などが揃った。操作性や検索精度、オプションなどの偏差はかなりあるものの、これで紙面イメージの(最低限の)横断検索が可能になった。…しかし、そうした環境が箱庭的に充足の場となってしまってはつまらな
- - No.48 ISS Research Series No. 48 Japanese Newspaper Industry during the Interwar Period: Analysis of Business Circumstances and Tone of Press Comments Kazutoshi KASE, Editor INSTITUTE OF SOCIAL SCIENCE, THE UNIVERSITY OF TOKYO, 2011 1920~30 年代の日本は、政治・経済・社会の各領域で激動が続き、それに対応して国民 意識も大きく変化した。この時期は同時にマスコミの本格的発展期でもあり、新聞発行部 数の激増、ラジオ放送の開始と普及、雑誌点数の増加と円本ブームといった事態も進展し ている。 特に新聞の影響力は大きく、 その報道のあり方が民衆の認識を規定す
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く