お茶の水図書館では、約20年前から資料保存の問題に取り組んでまいりました。図書館員にも実践できる資料保存の基礎技術として、1987年以降、中性紙製の保存箱を導入し、資料の小環境整備を実践しています。 2006年6月24日に開かれた専門図書館協議会全国研究集会において、「過去から未来へ繋ぐ“利用のための資料保存”―ライブラリアンによる基礎技術の導入と実践―」と題し、当館における資料保存の20年の事例報告を発表いたしました。(詳細は専門図書館協議会の機関誌「専門図書館」219号 (2006.9) を参照) この発表の最後に、専門図書館員だけでなく、保存修復家・保存科学者、そして関連業者も含めた「資料保存のネットワーク」を作り、協力関係を築くことを提案しました。 ネットワーク作りの第一歩として、このたび、当館のホームページ上に、資料保存関連リンク集を開設いたしました。皆さまのお役に立てば幸いです