助成を受けた研究を〔出版後即座に〕オープンアクセス(OA)にするという、助成機関による強いイニシアティブである「プランS」の発行期限が、1年延長されました。発効期限は2021年に設定され、研究者や出版社がこの強気のプランによる変化に、自らを合わせる時間に余裕ができました。 プランSに賛同する助成機関「Coalition S」は、購読誌や部分的な購読誌を完全OA誌に転換するのにあたり、出版社に対してより柔軟性を与える用意があるとしています。また、OA出版に必要となる論文掲載料APCに対しても、当初は上限が課される予定でしたが、必ずしも上限を課さないとしています。欧州を中心とした19のプランS研究助成機関は、出版社や大学図書館、研究者などからの何百ものコメントへの対応として、このような改訂をしました。 「2020年という発効期限は、プランSに賛同し、変更を成し遂げようとする研究コミュニティや出
論文発表先の学術雑誌のランクでは、大学教員を評価しないと誓約した大学が、ネイチャー誌やサイエンス誌などにおける論文発表実績を条件とするポスドクの公募をしたことについて、謝罪しました。 ETHチューリヒは、研究の質の指標として学術雑誌のインパクトファクタ(IF)は見ないとする「サンフランシスコ研究評価宣言(DORA)」に署名しています。それにも関わらず、同大学の化学・バイオエンジニアリング研究所は、持続可能なプロセスシステム工学のポスドクを公募するにあたり、応募者はIF10以上の学術雑誌に論文発表をした実績が必要、という条件を付けました。 「このポストに応募する際の特別な要件は、応募者が主著者または共著者として、ハイインパクト雑誌(IF10以上、つまり、Nature, Science, Nature Communications, Nature Energy, Nature Sustaina
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