チャイルド・リサーチ・ネット(CRN)はインターネット上の「子ども学(Child Science)」研究所です。世界の子どもを取り巻く諸問題を解決するために、学際的、国際的な研究と議論を推進しています。
要旨: 母子の絵本読み場面の意義と、養育者・絵本・子どもの三項により成立する共同注視についての9、12、18、21、24ヶ月142組の母子の絵本場面の観察から、注視時間、注視頻度の年齢推移と言語・コミュニケーションとの関連を明らかにした。注視時間は21ヶ月からそれ以前に比べ有意に増加した。18ヶ月児の共同注視時間や共同注視頻度が子どものコミュニケーション・言語得点と相関があった。 1.養育者と子どもの絵本読み 絵本を読むことは子どもの言語発達や読みの発達に結びついており、就学後の学習にも影響を及ぼすとの研究もあり、乳児期からの絵本読みが推奨されている。1992年に英語を母語としない移民の子どもが多い英国バーミンガム市ではじまったブックスタートは、社会階層や家庭環境で子どもの識字率が異なり、学力差が生じることの防止が目的であった。「Share books with your baby(赤ちゃ
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