学術領域におけるオープンデータの活用に関する議論が盛り上がりを見せつつあるが,構造化データが扱われることの少ない人文学分野においては,必ずしもオープンデータの効用は明らかではない。本稿では,従来の文化資料デジタル化事業との対比から,人文学資料のオープンデータ化には(1)資料活用の多様化,(2)研究成果の再利用促進,(3)情報探索の効率化,といった意義があることを指摘する。続いて,国内外で提供される人文学資料のオープンデータ化事例を概観し,オープンデータを活用したアプリケーションの開発事例として拙作『近デジリーダー』を紹介する。最後に,人文学分野におけるオープンデータの普及に向けた諸課題を展望する。
目次 特集 デジタル時代のコロナ対応 特集論文 ウィズ・コロナにおける DX/GXに向けての論点 大橋 弘 東京大学 公共政策大学院 院長/同大学 大学院 経済学研究科 教授 特集論文 プライバシーは「保護される」から 「制御する」時代へ ~ With/After コロナの「公平」なヘルスケアのために~ 伊藤 由希子 津田塾大学 総合政策学部 教授 特集論文 緊急事態下の自由と自由の制約の限界を考える 金塚 彩乃 ルフェーブル・ペルティエ・エ・アソシエ外国法事務弁護士法人・ 金塚法律事務所(外国法共同事業) 弁護士 公募論文 デジタルアーカイブ連携のためのメタデータの知的財産法による保護と制限 栗原 佑介 慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科 後期博士課程 アーティクル 5年後の未来を探せ 中村 栄太 京都大学 白眉センター 特定助教に聞く 統計学習と進化理論で音楽表現の変化の法
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