2016/02/18 時代と分野を越えて「読む」 防災研究所附属地震予知研究センター 加納靖之 助教 文学研究科博士後期課程 橋本雄太 「ある土地で大地震が起こる頻度は百~数百年に一度。地震を理解し、今後の防災に役立てるためには昔の災害が記録された古文書を読み解かなければなりません」と、古文書の解読に取り組む科学者たちがいる。彼らはいま、分野を越えて人文学の研究者たちとともにデジタル技術を活用して解読を加速させつつある。みんなで読めば、困難は乗り越えられる。「読む」ことを通じて越境し続ける研究者たちに、「読む」ことから拡がる知の可能性について話を聞いた。 地震学者と古文書 2015年の初秋、北部構内にある理学研究科セミナーハウスの高い天井の下で、スクリーンに映しだされた古い絵図に頭をひねる人々がいた。スクリーンを前にコの字型に座り、たどたどしく「ゆう…がた、やま…つ…なみ?で、そうろう…」
クラウドソーシングによるテクストのデジタル翻刻は近年欧米で流行しつつある。そもそもデジタルテクストには典拠と典拠性の確保という難しさがあるが,国立国会図書館近代デジタルライブラリーのデジタル化資料に対するデジタル翻刻では永続的識別子を前提としてその問題を解決可能である。また,明治大正期の活字字形のデジタル翻刻の難しさという問題もある。それらを踏まえた上で日本語クラウドソーシング翻刻環境を実現すべく「翻デジ2014」が開発・公開された。「翻デジ2014」では,単に本を丸ごと翻刻するというだけでなく,一部でもテクスト入力しておけばGoogle等の検索対象となってそこから近デジ本文画像へとリンクされるため,比較的容易に,近代日本の知をWebに結びつけることが可能となっている。
技術部会は 2023年6月6日の理事会で廃止されました。 新しい部会として「技術普及部会」が創設されました。 部会長: 高野明彦 (国立情報学研究所) IIIF Japanイベント (2017/10/16-19) (終了しました) [懇談会] Europeana の翻刻プロジェクトと日本の翻刻プロジェクト (2018/2/23) (定員となりましたので締め切りました) Europeana で翻刻プロジェクトを進めている Frank Drauschke 氏が来日するのを機会に、Drauschke 氏を交えた懇談会を下記のとおりおこないます。 参考: Europeana 翻刻プロジェクト transcribathon.com/en/ 日時・会場 2018/2/23 (金) 15:00-17:00 東京大学情報学環本館 6F会議室 (会場が変更となりました。参加申込者には後ほど道順を連絡いたしま
Alex Mendes from the Digital Scholarship team explains how the LibCrowds platform uses emerging standards for digitised images and annotations. Our new crowdsourcing project, In the Spotlight, was officially launched at the start of November 2017. The project asks volunteers to identify and transcribe key data held in digitised playbills. Here we explore two of the key technologies we adopted to e
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