(CNN) 銀河系には地球型の惑星が無数にあり、生命が存在可能な圏内にある惑星も数十億個に上る――。米カリフォルニア大学バークリー校とハワイ大学の研究チームがそんな研究結果を米科学アカデミー紀要に発表した。 研究チームは米航空宇宙局(NASA)の宇宙望遠鏡「ケプラー」が収集したデータを分析した。同望遠鏡は銀河系にある恒星3000億個のうち、この4年間で30分ごとに15万個を撮影してきた。 研究チームは、恒星の周りを公転する惑星がカメラと恒星の間を通過すると、恒星の明るさがわずかに変化する現象に着目。このデータを使って惑星とみられる天体3000個を特定した。 調査対象を太陽に近い恒星4万2000個に絞り込むと、惑星の数は603個になり、そのうち恒星から適度な距離があって、温度などの環境が生命の存在に適している圏内にある地球サイズの惑星は10個に絞られた。