今から20年前……まだ少年だった頃、私と夏休みに、それも何年かぶりに会っていた親戚のおじさんたちは、こんな気分だったのかしら? 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』(2026年)は超王道のヒーロー映画であり、恐らく40歳以上の観客にとっては、いつかの夏休みを思い出させる作品である。 ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、スパイダーマンとしてニューヨークの平和を守っている。しかし、いろいろあったすえに親友ネッド(ジェイコブ・バタロン)、そして最愛のガールフレンドMJ(ゼンデイヤ)に存在を忘れられてしまった。ヒーローとしては順調にキャリアを積んでいるが、心は孤独に苛まれ、未知なる敵は現れて、自分の体の異常まで表れ始める。かくしてスパイダーマンはガタガタの人生に悩みつつ、かつてない危機に立ち向かうのであった。 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)でスパイダーマンが初登場

