電動化とはもっとも縁遠いとも思えるようなクルマがまさかの発表を行った。超軽量スポーツカーの横綱であるケーターハム セブンがEVのプロトタイプを発表したのだ。電気自動車になってもライトウェイトへのこだわりは貫かれているのだろうか? 詳細をお伝えしよう! 文/ベストカーWeb編集部、写真/ケーターハム カーズ、ロータス カーズ まずはケーターハム セブンについてざっとおさらいしておこう。 同車の原型は、1957年に英国ロータスが発売した「セブン」だ。このクルマは手軽にサーキット走行が楽しめるキットカーとして市販されたのだが、創業者コーリン・チャップマンの優れた基本設計と、改造も容易なシンプルな作りが受けて、クルマ好きから支持を集めた。 ところがほとんど手作りという生産体制と、収益源と見込んでいた米国輸出が叶わなかったことからセブンは経営を圧迫する存在となり、1973年、ロータスはその製造販売権