体長約1ミリの「線虫」を使って人の尿からがんの有無を調べる検査法の精度を検証するため、日本核医学会PET核医学分科会のワーキンググループなどのチームが、実態調査を始めた。学会関係者が12日、明らかにした。陽電子放射断層撮影(PET)検査を提供する全国の医療機関を対象にアンケートし、年内にも結果を取りまとめることを目指す。 15%のがんを見逃す危険性も 話題の「尿1滴でがん検査」に医師が鳴らす警鐘 検査はベンチャー企業「HIROTSUバイオサイエンス」(東京)が開発した「N―NOSE」。同社はPET検査には線虫検査の精度を検証する能力はない上、アンケートは主観的な偏りが入りやすい手法だなどとして「信頼のおける検証にはなり得ない」と指摘した。
![線虫がん検査、精度を評価 学会分科会WGなどが実態調査(共同通信) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/546f279ca4787fd654e6119e10f753c20d3fe065/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Famd-img%2F20231012-00000179-kyodonews-000-24-view.jpg%3Fexp%3D10800)