米OpenAIは6月11日(日本時間)、新たなAIモデル「o3-pro」の提供を、ChatGPTの有料会員「Pro」「Team」向けに始めた。同社が4月にリリースした「o3」をベースに、長考によって信頼性の高い回答をするよう設計した。数学や科学、プログラミングなどのタスクに強みを持つという。 o3-proをChatGPTで利用する場合、Web検索やファイルの分析、画像入力、Pythonの実行、メモリ機能を活用した返答のパーソナライズなどに対応する。一方、こうした機能に対応するため、回答の完了までには、前モデル「o1-pro」よりも時間がかかる。そのため、回答の速度より信頼性が重要なタスクでの利用を推奨している。 人間の専門家による評価では、科学やプログラミング、データ分析や執筆などのタスクで、o3よりも高い性能を示した。返答の明瞭性や網羅性、正確性、人間による指示を守る能力についても、o3
