オープンソースのERPパッケージ「ERP5」を開発するNexedi日本法人の代表取締役社長 奥地秀則氏は「既存ERP製品はスケーラビリティやパフォーマンスが作り込まれていない」と話し、日本法人が主導する形で大規模システムにおける分散ストレージなど、ERPのスケーラビリティを向上させる研究開発を行う考えを示した。 奥地氏は「日本人の技術力は非常に優れた面がある。基礎的な技術を開発するときの日本人の技術は侮れない」と話し、日本人技術者の採用にも期待を寄せている。 Nexedi(ネクセディ)はフランスに本社がある企業。セネガルにも現地法人を持ち、6月に設立した日本法人との3極体制で研究開発を進めている。フランス本社でCTOを務める奥地氏は「法人としては別だが、概念的には1つの会社として研究開発を行っていく」と説明した。近く、別の国でも現地法人を立ち上げる予定がある。 研究開発のターゲットとして考