2008年10月1日 5万7千865人の観客が訪れた9月28日の栃木県ツインリンクもてぎでの日本GP決勝レースにおいて、最高峰クラスにおける自己通算70回目の優勝を果たし、シーズン残り3戦を前にしてランキング2位につけるドゥカティーのケーシー・ストーナーを92ポイント引き離したフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、12年間のグランプリ経歴の中では8回目、最高峰クラスでは6回目となる年間チャンピオンの座に輝いた。 ■2年間の敗北と、それを乗り越えてチャンピオンに輝いた今の心境を語るロッシ ここでは、2年ぶりにチャンピオンの座を奪還したバレンティーノ・ロッシの、レース直後の優勝祝賀会を目前に控えていた時のロングコメント全文を紹介する。ロッシは最高峰クラスにデビューしてからの順風満帆の時代、打ちひしがれた2年間の敗北、そして今年からブリヂストンにスイッチしてこの日にチャンピオンの座に返り