Folksonomyの機械化:Blog記事へのマルチタグ付与 大倉 務 清田 陽司 中川 裕志 東京大学 理学部 情報科学科 東京大学 情報基盤センター 東京大学 情報基盤センター ohkura@is.s.u-tokyo.ac.jp kiyota@r.dl.itc.u-tokyo.ac.jp nakagawa@dl.itc.u-tokyo.ac.jp 1 はじめに 1.1 Folksonomy とは 最近、Folksonomy1 と呼ばれる新しい整理法が注目 を集めている。Folksonomy とは、個々のユーザーが自 身の視点でタグ(自由に選んだキーワード)をアイテ ムに付与することで、システム全体としてみれば多様 なタグが個々のアイテムに付与されるというもので、 ユーザーの語彙や視点が分類に反映されるという特徴 をもつ(図 1)。Flickr2 や del.icio.us3 といった
■ Folks+Taxonomy=“Folksonomy”~みんなで分類 Folksonomyという言葉をご存知でしょうか? これは「Folks(人々)」という単語と、「Taxonomy(分類学)」という言葉から造られた造語で、「みんなで分類する」ということを表している言葉だそうです。僕も今年の初めくらい聞いたばかりの言葉ですが、前々回にお話したWeb 2.0の議論の中でも、良く話題に上るテーマの1つのようです。 Folksonomy の表わす「みんなで分類する」は、単に情報の分類だけを“協力して”実現していきましょう、というように聞こえますが、実際は少々異なります。 例えば、Yahoo! JAPANには、決められたカテゴリ分けにより分類したディレクトリサービスがありますが、これは決められたカテゴリを決まった人たちで分類している、という点でFolksonomyではありません。また、「みんな
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