ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)では、ソーシャルグラフと呼ばれる人と人との“つながり”の情報が活用されている。「mixi」では、日々どのような方法でこのソーシャルグラフを分析しているのか。その最前線で活躍する木村俊也氏の話を聞いた。 8月に都内で開かれた「Japan Innovation Leaders Summit(JILS)」。そのテクノロジー・セッションでひときわ注目を集めたのは、ミクシィの木村俊也氏の講演だった。テーマは「ソーシャルグラフのデータ解析」。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が全世界的に隆盛の今、利用者が友人や知人をを探したり、つながったりする時に役立つソーシャルグラフ。その分析はSNSにおける既存のサービスの向上や、新サービスの設計に活かされる。また、サービス提供企業が広告展開などを通してそこから収益を上げていくマネタイジングにも直結する