![EuropeanaのData Quality Committee、“Data quality committee – 2016 report”を公開](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7cab7903e416b2fdf7371adec7e411f5c8034d8a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcurrent.ndl.go.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F09%2FOGP.png)
デジタルコンテンツへのアクセス方法を多言語化する 2016年6月,Europeanaは,“White Paper on Best Practices for Multilingual Access to Digital Libraries”を公開した。このホワイトペーパーは,文化遺産のデジタルコンテンツへのアクセス方法を多言語化するための,研究成果・参考文献などのリソースやベストプラクティスを集約している。また,デジタルアーカイブシステムを多言語化する際の課題や,システムの多言語機能の評価方法なども解説している。 ホワイトペーパーでは,データ,インターフェース,ユーザーとの相互作用という,システムの3つの構成要素に焦点があてられているので,本稿ではそれに従い,コンテンツへのアクセス方法を多言語化する方策について紹介する。 ◯データ まず,メタデータの記述言語を明確に示す。これはメタデータが
http://pro.europeana.eu/files/Europeana_Professional/Publications/Metadata%20Quality%20Report.pdf Europeanaのメタデータマネジメントの実態が垣間見える“Report and Recommendations from the Task Force on Metadata Quality”(2015年5月)という報告書をざっと読んだ。 図書館界隈でもウェブ上に分散するシステムからメタデータをアグリゲートして大規模なデータベースを構築するという例は少なくない。そういったシステムにおいてはしばしば汚いメタデータと格闘するはめになる(はずだ)が、その実態を知る機会は少ないのでこの報告書はとてもありがたい。特に多言語環境のメタデータマネジメントの苦労は気になるところだった。 報告書の概要はカレント
This website uses cookies to ensure you get the best experience. By clicking or navigating the site you agree to allow our collection of information through cookies. More info OK All the documentation you need about the Europeana Data Model (EDM). General EDM factsheet and PresentationThe EDM Factsheet and an EDM presentation sum up the rationale and expected benefits of EDM. EDM PrimerThe EDM Pri
各国の国立図書館を中心に,複数データベースから集約したメタデータを第三者が利活用可能な形式で公開する「プラットフォーム」化の動きがある。本稿では,先行例である欧州のEuropeanaと,日本の「プラットフォーム」の1つといえる国立国会図書館サーチのメタデータ収録状況について比較考察を行った。結果,国立国会図書館サーチは,国際的にみても大規模なデジタル文化資源へのアクセス機会を提供しているが,メタデータ形式や連携方式の標準化は進んでいないことが明らかとなった。今後は,データのライセンスを整備のうえ,参加機関との持続的な関係を構築していくことが課題となる。 自機関の所蔵資料だけでなく,外部データベースのインデックスを集約して統合的に検索可能とする「ディスカバリサービス」導入が,大学図書館を中心に進みつつある1)。他方,公共部門である国立図書館を中心に,集約したデータの発見を促す統合検索機能だけ
欧州のデジタル化新聞を集約するEuropeana Newspapers 2015年8月20日,欧州の文化遺産ポータルEuropeana(CA1785参照)のEuropeana Newspapersプロジェクトは,プロジェクトの最終報告書を公表した。本稿では,主にこの最終報告書に拠りながら,この大規模プロジェクトを紹介する。 ◯概要 Europeana Newspapersは,デジタル化された欧州の歴史的新聞をEuropeanaと欧州図書館(The European Library:TEL;CA1556参照)から利用可能にするプロジェクトである。2012年2月の開始から2015年3月の終了まで,活動期間は38か月に及んだ。欧州委員会(EC)の助成を受けており,プロジェクト全体の予算520万ユーロのうち410万ユーロはECからの助成である。プロジェクトには,ベルリン国立図書館(Staatsbi
Europeanaは、2015年6月17日、Europeana Data Model (EDM) に関する白書を公表しました。 この白書ではEDMの近年の発展を概観しており、文化遺産のデータにとって適切なフレームワークであり続けるための理念が強調されています。 内容はEDMの概要、EDMの発展とモデルとしての精緻化、EDMの活用と普及などで構成されており、 ・Europeana FoundationはEDMの柔軟性の維持や関連文書の十分な提供のために最善を尽くしており、その柔軟性により”Europeana Sounds”のような特定のアグリゲータのデータのためにEDMを容易に拡張できたこと ・EDMがEuropeanaのほか米国デジタル公共図書館(DPLA)やドイツデジタル図書館(Deutsche Digitale Bibliothek – DDB)などでも使用されていること などが言及さ
Europeana Cloudのプロジェクトでは、アグリゲータがEuropeanaによりデータを提供しやすくなるよう、インタビューを行い課題を分析したとのことです。2014年10月27日にインタビューの結果をまとめた資料を公開しています。 ブログで、以下の概要が紹介されています。 ・メタデータのマッピングは、多くのステップ、サービス、内部の議論など、時間のかかるプロセスである。 ・メタデータ収集とマッピングのためのツールは、信頼性が低く、データの入手可能性に不安がある。 ・メタデータ収集とマッピングのためのツールは、使い勝手が悪く、専門的な知識なしには使えないこともある。 ・アグリゲータにはより迅速にデータを作成する(収集し、マッピングし、充実させる)能力が必要である。 ・アグリゲータが識別子や典拠を管理するためのよりよい仕組みが必要である。 ・多くは充実させることができるように見えるが、
Europeanaの2015-2020年の戦略:文化で世界の変革を 欧州文化遺産プラットフォームEuropeanaの,2015年から2020年を対象とした戦略“Europeana Strategy 2015-2020”が発表された。「文化で世界を変える」というサブタイトルが示すように,前5年の戦略計画(E1148,CA1785参照)で示されたEuropeanaの目的を引き継ぎ,多くの関係者を巻き込みながら,文化資源の提供により,欧州の社会的経済的発展の実現を目指す戦略が示されている。 冒頭では,Europeanaの定義を再確認し,三つの行動原則を掲げている。一つ目は,社会や経済を変える触媒としての文化を,情報技術を活用して「利用しやすく(usable)」すること。二つ目は,文化機関から商用ソフトウェア開発者に至るまでが連携したネットワークとして,各機関「相互(mutual)」の創造的協同,
2014年2月に、AthenaPlusプロジェクトによる約80万件のメタデータがEuropeanaに追加されたことが、2014年4月7日のEuropeanaのブログで紹介されています。 AthenaPlusはEuropeanaのメタデータの品質向上を主な目的としたプロジェクトで、2013年3月から開始され、2015年の8月までの活動が予定されており、21か国の40の協力機関で構成されているとのことです。欧州委員会からも助成を受けているとのとです。プロジェクトの主要な目的として、主に美術館・博物館のコンテンツの360万件のメタデータを登録すること、コンテンツプロバイダ向けのAPIの提供などにより、Europeanaの検索や再利用の改善、電子展示の作成などによる、質のよいメタデータの利活用などが挙げられています。 AthenaPlus uploads more than 800,000 met
2013年7月16日、Europeanaは、協力機関との2年以上にわたる検討を経て、このほど、EuropeanaのデータモデルをESE(Europeana Semantic Elements)から、EDM(Europeana Data Model)へと移行すると発表しました。 EDMを採用することにより、例えばある百科事典の異なる巻号を結びつけたり、あるいはコンテンツとそのコンテンツのおかれた文脈(関連する地理情報等)との結び付け等が可能になるようです。 またEuropeanaは、これに関連して、United Ingestion Managerという新ツールも発表しています。 EDMへの移行を発表するブログ記事には、各種のドキュメントが掲載されています。 Moving to new Europeana Data Model (Europeana Professional 2013/7/16
ノースカロライナ大学チャペルヒル校の情報学部(School of Information and Library Science)の運営するMOOCで、“Metadata: Organizing and Discovering Information”というコースが公開されています。このコースは、Europeanaのスタッフが、Europeanaのメタデータを例として、ウェブ上やデータベースなどで、情報ツールとしてメタデータがどのように使用されているのかについて取り上げています。 同コースは8週間、1週あたり4~6時間で設定されており、シラバスは以下の通りです。 Unit 1: Organizing Information Unit 2: Dublin Core Unit 3: How to Build a Metadata Schema Unit 4: Alphabet Soup: Me
2012年8月20日、OCLCの研究部門OCLC Researchと、欧州の図書館・博物館・文書館のデジタルアーカイブEuropeanaが、Europeanaのメタデータの質的向上を図る協力プロジェクトを実施していると発表しました。 現在Europeanaには29か国2,200機関からの2,400万点以上のコンテンツが登載されていますが、コンテンツの重複や多義性などの質的な問題が生じているそうです。そこで、OCLC Researchが、WorldCatのメタデータ管理で培ったノウハウを生かしてこの問題に取り組みます。具体的には、Europeanaに含まれる、同一作品の各国語による翻訳、絵画とそれを撮影した写真、版違いの図書、同じアーカイブに含まれる手紙コレクション、といった関連性のあるコンテンツ間で機械的にリンクをはるということのようです。 このプロジェクトの実施期間は2012年5月から9
4.未来 4.1 コレクションの拡大 「戦略計画」では、「サービスハブ」の完備が最優先であると明言されている。2017年までに、全米50州及びコロンビア特別区すべてをカバーすることが目標だという(年に10から12のハブ追加の計画(22))。「コンテンツハブ」は補完的な位置づけである。なお、「サービスハブ」が存在しない州のデジタルアーカイブで、コンテンツ数が20万に満たない機関は、DPLAとの連携ルートができない。しかし、連携機関の追加作業は労働集約的であるため、限られた人員のもとでは、要件を緩和することは当面ないという。むしろ、各州に存在する大規模なデジタルアーカイブをサービスハブとして育てていく方向性を模索していると思われる。 コレクション構築の方針としては、量よりも質を重視するという。多様な資料を対象とするが、ウェブページや画像投稿サイト、デジタル化した新聞、研究データセットなどは対
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