和文電子ジャーナル検索システムOJNaviを運営している伊藤民雄氏による『世界の出版情報調査総覧』のサイトで、「紙/電子和雑誌 所蔵雑誌評価分析支援ツール 構想」が公表されている。この構想は、Code4Libカンファレンス2015のライトニングトークで発表されたもの。 和雑誌の保存・廃棄の際の評価分析に、その図書館が所蔵する雑誌のISSN、NCIDの一覧を投入すると、即座に所蔵館数、所蔵巻号vs.電子ジャーナル巻号、所蔵館号vs.2次情報データベース(索引・抄録)収載巻号、などが表示比較される。 職員・スタッフの異動による流動化、ベテラン不在によるOJTなしでの書庫狭隘化対策担当就任、契約・委託スタッフによる図書館運営、一人図書館体制、狭隘化対策を行わず放置状態のまま待ったなしとなった書庫の状況、などの理由からリスト作りに時間をかけられない図書館の一助になればと考えている、とのことである。