インターネットとスマートフォンの普及は、誰でも画像等を編集・入手できるという利便性と、誤った用い方をすれば一瞬にして混沌を生み出す危険性を含んでいる。本書は、米国の大学・研究図書館協会が提唱するビジュアルリテラシーの定義に沿って、なぜそれらの能力が必要とされるか、能力取得のために望まれる訓練について論じる。 序 章 第1章 ビジュアルリテラシーの背景 リテラシー――言葉の起源とその変遷 古代エジプト文明とリテラシー リテラシーとSociety リテラシーとアイデンティティ、VLの可能性について 第2章 ビジュアルリテラシーとは? 言葉の定義 VLの変遷 90年代以降の流れ 教育としてのVL/人間の能力としてのVL ACRLのVLの定義 ACRLのVLと今後の展望 第3章 教育戦略としてのVL――認知心理学の視点から 二重符号化理論(Dual-coding theory) 認知負荷理論(Co
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