2019年の3月と10月にミャンマーへ2回、一時帰国をしていました。ミャンマーへ帰るのは2014年以来です。特に10月は修士論文の現地調査のため、2週間ほど滞在しました。ここではミャンマーの概要、ヤンゴン(Yangon)の街の様子を中心に、久しぶりに帰って感じたことを紹介していきます。 ミャンマーの概要ミャンマーはあまり日本では知られていないので、まず簡単な紹介をします。ミャンマーは中国、インド、バングラデシュ、タイやラオスなどの国々と隣接しており、国土面積は67.6万平方km(日本の約1.8倍)です。長年英国の植民地だったこともあり、その影響が強く残っています。人口は約5,300万人で、公用語はビルマ語ですが、地域ごとで言葉や文化が異なり、約135の民族から構成されている多民族国家です。今回の帰国で私が訪れたのは、ミャンマー最大の都市で、ミャンマー経済の中心であるヤンゴン市(以下、「ヤン