XMLの国際化と日本語プロファイルという記事を1999年に書いた。国際化についての私の態度はそこで言い尽くしてあることに気付いた。 ...国外では数多くの人がWWWとインターネットの国際化のための努力を重ねてきている.筆者は1997年以降の活動にしか関与していないが,それ以前にも膨大な努力があったことは資料から窺える.最初はISO-8859-1にある文字しか扱えなかったWWWが,多くの言語・文化を曲がりなりにも扱えるようになりつつあるのは,多くの人の献身的な努力の結果である.そこには,富める国の主要言語だけを扱うのではなく,すべての言語・文化に対して理想的には同等の機能,少なくとも最低限の機能を提供しようという精神が存在する. 国際化には多くの問題が伴うことを承知の上で言えば,日本国内の事情だけを考えた議論を日本国内だけで繰り返しても得られるものは少ないように思う.他の言語・文化を考慮した