Windows NT 3.1の翌年には早くも新バージョン「Windows NT 3.5」(コード名:Daytona)が発売された。Windows NTの実質的な評価はここから始まったと言ってもよい。 Windows NT 3.1の欠点 Windows NT 3.1は、マイクロソフトの意欲こそ評価されたが、製品としての評価はそれほど高くなかった。そのため「Windows Nice Try!」と呼ばれたりした。Nice Tryは「よく頑張った(けど残念な結果に終わった)」という意味で、失敗した者をなぐさめる言葉だ。 Windows NT 3.1が商品として成功しなかった要因は数多くあるが、ここでは以下の5つを上げておこう。 大きくて重い 将来性を考えて拡張可能なアーキテクチャを採用した結果、消費メモリが増えた上、動作が低速だった。ただし、最初から将来を見据えたアーキテクチャを採用したおかげで、
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