参院選が自民党の圧勝に終わったことで、さらに注目を集めている憲法改正問題。そんななか、日本国憲法を口語訳した本が大きな話題となっている。 関連情報を含む記事はこちら その本とは、『日本国憲法を口語訳してみたら』(塚田 薫:著、長峯信彦:監修/幻冬舎)。著者が大学3年だったころに2ちゃんねるへ書き込んだものが反響を呼び、ついには憲法学のプロフェッショナルを監修に迎えて書籍として発表するに至ったという1冊だ。 ネット上でも「これなら読める(笑)」と高評価を集めただけあり、お堅い文章の手本ともいえる憲法がスルスル頭に入ってくるのが、この本の最大の魅力。 たとえば、「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために~」から始まるかの有名な前文も、「俺たちはちゃんとみんなで選んだトップを通じて、俺たちと俺たちのガキと、そのガキのために、世界中の人たちと仲よく