古代類人猿の頭蓋骨の化石が見つかったけれど...2017.08.16 20:009,715 Rina Fukazu 研究とは異なる見方にも注目。 1300万年前の幼い類人猿の頭蓋骨が北ケニアの地層から発見されました。ほぼ完全な状態の頭蓋骨を発見したのはニューヨーク州立大学ストーニーブルックのIsaiah Nengo氏率いる研究チーム。類人猿や人類の進化過程に関する新たな分析結果をNatureに発表しました。 おおよそ2300万年前から500万年前、新たな環境に馴染んだ原始的な類人猿が多様化しはじめ、アフリカからユーラシアに広がったとされる中新世。この時代については古生物学的な証拠が非常に不足しています。 古代類人猿の化石は人類のそれよりも稀少で、言うまでもなく進化の過程を知るうえで重要な手がかりです。それにも関わらず、1700万年前〜700万年前の類人猿の完全な頭蓋骨はこれまでアフリカで発