九段新報 犯罪学オタク、新橋九段によるブログです。 日常の出来事から世間を騒がすニュースまで犯罪学のフィルターを通してみていきます。 前回の『三浦瑠麗プレゼンツの価値観診断テストがツッコミどころ有りすぎる:二次元プロット編』から続きです。 まさか、あんな長い話になると思っていませんでした。今回は心理学者らしく、質問項目の不備を突っ込んでおこうと思います。 どうやって答えたら…… 普通、心理学で使用する質問項目は、多義的な解釈を許さないように作ります。 例えば、「○○は適当である」という項目があったとしましょう。通常、適当という言葉は「適切な程度」と「いい加減」という相反する意味で使われます。このままだと、○○を肯定的に評価した項目なのか、その逆なのかわかりません。 心理学で使用する質問項目は、人の内面を測るものです。目に見えないものを測定するわけですから、できるだけ正確でブレる余地のないも