任期満了に伴う宇都宮市長選(11月9日告示、同16日投開票)で、同市議会議員の今井恭男氏(57)=民主市民連合議員会、6期=が29日、県庁で会見し、民主党県連から推薦を受け、無所属で出馬する方針を表明した。 今井氏は、争点となるLRT(次世代型路面電車)について、「宇都宮にレール(鉄道)の文化はなく、バスの方が交通ネットワークの組みやすさに優れている」との考えを表明。「明確に反対し、政策変更を求めていく」と力をこめた。 また、現職の佐藤栄一市長(46)について「役人主導の市政運営。自分の意志を反映させている部分が弱い」と批判。自身の21年間の議員歴を強調し「教育、福祉、環境など、市民と一体の地域づくりを目指したい」と話した。 同市長選には、佐藤市長を含む3人がすでに出馬を表明している。【松谷譲二】