東京都の猪瀬直樹副知事は29日、東京メトロの株主総会に出席し、改めて都営地下鉄との一元化の必要性を強調した。 猪瀬副知事は総会冒頭、議事内容の報道への公開を求め、総会は音声による公開となった。この中で、猪瀬副知事は、利用者の利便性を向上することを要請。バリアフリー化が都営地下鉄に比較して遅れていると指摘し、その促進や首都直下型の地震に備えた帰宅困難者対策に万全を期すことなどを求めた。 総会終了後、猪瀬副知事は取材に応じ、改めて一元化への意欲を示した上で、その道筋について「民主党政権の大臣がころころ替わるので、国の当事者性を確保できない。大臣が認識をして指揮できるような状態になれば話をつけに行きたい」と話した。