初期投資50億円減に 北陸新幹線開業でJRから経営分離される並行在来線(北陸線)について、石井隆一知事は15日、JR西日本本社(大阪市)を訪れ、真鍋精志社長と協議した。必要な車両22編成の3分の2程度は、JR西から新型車両を低価格で買い取りできる見通しになった。256億〜288億円と見込む初期投資が、約50億円減るという。 石井知事がJR西社長と会談するのは昨秋に続いて2回目。非公開で、約30分話し合った。 県内区間の経営を引き継ぐ第三セクターは現行の運賃水準では赤字が見込まれている。県は、負担を軽くするために鉄道資産を安く買い取れるようJR西に求めている。今回は、製造に時間がかかる車両について、早めに要望した。 新型車両を新造すると1編成4・6億円かかると見込んでいたが、JR西から中古を買い取ると、価格は3分の1程度になるという。新型車両は、県内区間で3月から運行を始めたが、運行