慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ総合研究(DMC)機構が21日、「インターネット上の安全・安心に関する緊急フォーラム-未成年者向け携帯フィルタリングサービス原則化の是非を問う-」を開催した。総務省の担当課をはじめ、高校生らに人気の携帯サイト「モバゲータウン」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)らが出席。未成年者が使用する携帯電話の“フィルタリング原則化”を総務大臣が携帯キャリアに要請し、これが実行された際の問題点について議論した。 この要請は、2007年12月10日に出されたもので、各携帯キャリア側もすでにこれを受けて施策を発表している。しかし、適用されるフィルタリングポリシーがキャリアごとに一律で、ユーザーごとにカスタマイズできないレベルのものであることなど、問題点が指摘されている。また、コミュニティ機能のあるサイトが、自殺サイトや出会い系サイトなどと同じカテゴリーに分類され
日本ユニセフ協会は26日、「守ろう子どもの権利 STOP!子どもポルノ~サイバースペースに潜む危険から子どもたちを守るために~」と題したシンポジウムを開催した。シンポジウムでは、インターネットにおける子どもポルノの世界と日本の現状について、ECPAT ストップ子ども買春の会および警察庁から報告が行なわれた。 ● 世界の子どもポルノサイトは34万 ECPAT ストップ子ども買春の会の宮本潤子共同代表は、世界の現状について報告した。「インターネットの普及によって、子どもポルノの画像は明らかに激増した。2006年初頭で推定される子どもポルノのWebサイトは世界で34万サイトになる」という。 子どもポルノに特化したホットラインを持つスウェーデンのECPATによると、「商業的子どもポルノのサイトはこの5年間で4倍に増えた」という。また、「2006年10月現在でECPATに通報があった日本の子どもポル
日本ユニセフ協会が26日に開催した、「守ろう子どもの権利 STOP!子どもポルノ~サイバースペースに潜む危険から子どもたちを守るために~」と題したシンポジウムでは、インターネットにおける子どもポルノに対するIT業界団体や企業の取り組みについて報告が行なわれた。 ● 携帯電話向け画像投稿サイトの現状が酷い インターネット協会にあるインターネット・ホットラインセンターのシニアアナリスト吉川誠司氏は、子どもポルノ通報の実態について報告した。まず、「通報があったWebサイトの中から、子どもポルノ公然陳列にあたる件数は、2006年6月から9月までの集計で292件」と説明。違法サイトは警察に報告し、ISPに削除要請を行なうという。 最近の具体例としては、ある有名な子どもポルノDVDシリーズを販売するサイトが後を絶たないことを挙げた。「DVDを購入した者がそれを複製、再販するケースが多い。最初は高価なD
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く