物理学には2つの柱となる理論がある。1つは重力の理論で時空の理論でもある「一般相対性理論」。もう1つは素粒子の理論のベースとなる「量子力学」だ。一般相対論からは「ワームホール」、量子力学からは「量子もつれ」といういずれも奇妙な物理現象の存在が導き出される。これら2つの物理現象が実は等価であるとする仮説を米プリンストン高等研究所のフアン・マルダセナ博士らが提唱、注目を集めている。ブラックホール間に近道が存在
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私たちの命や宇宙全体でさえも司る存在はいるのだろうか? 様々なSF作品のテーマにもなっている”高次元”に妄想を膨らまし、思いをはせたことがある人もいるだろう。 だが科学の世界でも、高次元の存在を示唆するかもしれない常識を吹き飛ばしてしまうような研究がある。
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