円の面積を求める算数の問題が話題になっていて、 気になるけどスルーしよう、と思ってましたが、 まだけっこう熱がありそうなので、えいやっと書いてみるのです。 問題は次の通り。 まるまる引用はしたくないのですが、厳密性を期すために そのまま転写します(引用元はあえて書きません)。 円周率を3.14とするとき、半径11の円の面積を求めよ。 答えとしては、11×11×3.14=379.94となっていて、 これは誤りだ、と提起者は主張しています。 ぼくの立ち位置としては、「379.94で正しい」です。 「約」も「およそ」も要りません。 「379.94で正しい」です。 以下、その理由を説明しましょう。 数学的な考え方というのは、論理学が基本となります。 論理を考えるためには、まず「命題」を用意しましょう。 命題とは、「真か偽かを客観的に判断できる文章*1」です。 「東京都の面積は3000平方km以上で