あれからっていうのはアレからなんだけど、僕はこの小説をずっと男女の擦れ違いの話だと思っていて、そこに全然違う視点を持ってこられたから「それってどういうことなんだろう?」ということをずっと考えていた。というのも彼女がその答えを全く示してくれなかったため、自分で考えるしかなかった。そうやって導いた結論というのは、いざまとめてみるとすごく当たり前の事だった。むしろこの本を読んでおきながら何で今までこんなことに気づかなかったのだろう、というような内容だ。僕がグレート・ギャツビーを読んだのは確か18歳の頃で、ちょうど恋愛に失敗した時期だからどうしてもその恋愛色の強い部分に感銘を受けたのかもしれない。今読んでも多分そういう感想を一番に抱くだろう。けれど手元に本がない状態で与えられた視点について改めて考えていると、すごく簡単な答えに今更ながらやっと辿り着いた。 グレート・ギャツビーのあらすじ 若さの象徴
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