米電気自動車(EV)大手テスラ最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏は9日までに英紙のインタビューに応じ、台湾を中国の特別行政区とすることを提案した。中国外務省の毛寧報道官は9日の記者会見で「台湾は特別行政区として高度の自治実現が可能だ」と評価した。 台湾与党、民主進歩党(民進党)は「台湾を矮小化する言論だ」(前衛生福利部長)などとマスク氏に反発した。 中国は一貫して台湾に「一国二制度」による統一を提案しているが、台湾側の世論調査では9割近くが反対している。 マスク氏は英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)で7日「誰もが満足することはないだろうが」とした上で特別行政区の設置を提案。「香港よりは寛大な取り決めになると思う」と分析した。 テスラは上海工場でEVを生産するなど中国での事業拡大に積極的だ。(北京 共同)
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