世の中には太りにくい体質の人がいるが「腸内の細菌」が影響していることが最近の研究で明らかになった。 肥満を予防する細菌を特定 ロンドン大学キングス・カレッジなどの研究チームが、肥満予防に効果がある腸内細菌を特定した。 研究チームが特定した「Christensenellaceae」と呼ばれる細菌種は、体重の増加を防ぐ作用があり、実際痩せている人に多く見られるのだという。 さらにそうした”肥満予防細菌”の量は遺伝子によって決まることを突き止めた。 肥満予防薬も夢じゃない? また、この細菌を移植されたマウスは体重増加が少ないことも確かめられた。 研究を主導したキングス・カレッジの遺伝疫学教授、ティム・スペクター氏は「この細菌を肥満対策として活用することができるかもしれない」と話している。 これがヒトにも応用できるとなれば、夢の肥満予防薬ができる可能性も。今後の研究に期待したい。関連記事外食の回数