猪瀬知事:都バス24時間化、突然の表明 収益確保など課題多く /東京 毎日新聞 4月17日(水)11時11分配信 「地下鉄は運行時間を延長する。バスは24時間可能だ」。地下鉄一元化に意欲を燃やす猪瀬直樹知事が15日(日本時間16日)、訪問先のニューヨークで公共交通について新たな構想を発表した。招致を目指す2020年五輪に向け、交通の利便性を高める狙いがあるとみられるが、実現には収益性や人員の確保など課題も多い。 猪瀬知事が現地の講演で表明したのは(1)六本木−渋谷間の都バス運行の年内24時間化(2)都営地下鉄の運行時間延長の検討。(1)、(2)とも都庁内でほとんど検討されておらず、交通局の幹部も「照会は全くなかった」と驚く。 都は80年代後半から料金が割高な深夜バスの運行に乗り出し、六本木を経由する渋谷−新橋間も午後11時以降で5本が走っている。さらに遅い時間に運行する場合、問題になるの