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ブックマーク / www.tachibana-akira.com (10)

  • 新刊『朝日ぎらい』のあとがきを公開します – 橘玲 公式BLOG

    6月13日発売の新刊『朝日ぎらい』の「あとがき」を、出版社の許可を得て掲載します。 ****************************************************************************************** お気づきの方も多いと思うが、『朝日ぎらい』のタイトルは井上章一さんのベストセラー『京都ぎらい』から拝借した。この“パロディ”を快諾していただいたばかりか、大いに面白がってくださった井上さんにまずは感謝したい。 書を最後までお読みいただいた方はおわかりだと思うが、私の政治的立場は「リベラル」だ。「普遍的人権」という近代の虚構を最大限尊重し、いわれなき差別のない自由な社会が理想だと思っている。 「リバタニア」のなかでは日では数少ない「リバタリアン部族」に属し、日は重層的な身分制社会だとして、その根幹にある日的雇用を批判してき

    新刊『朝日ぎらい』のあとがきを公開します – 橘玲 公式BLOG
    kmiura
    kmiura 2018/06/17
    セクハラとかもねー。新聞社に終身雇用されるというのがおかしい。反権力は社内の権力にも向けられるべき。事実、大新聞社を出ていってBuzzfeedとか国境なき記者団 とかで活躍している人は面白い。
  • 『橘玲の中国私論』「反日と戦争責任」附記 – 橘玲 公式BLOG

    新刊の『橘玲の中国私論』で「反日と戦争責任」について書いた。ここでは、そこで収録できなかったエピソードをひとつ紹介したい。 日の首相が靖国神社に参拝するたびに中国韓国からはげしい抗議を受けて東アジア情勢が緊張する。これは一般に歴史認識をめぐる軋轢とされているが、私はずっと、問題の質は別のところにあるのではないかと思ってきた。 戦前までの日の軍隊は天皇(国体)を護持するのが務めで、戦死者は天皇を祭司とする靖国神社に祀られた。だがGHQの政教分離政策によって、唯一の慰霊施設であった靖国神社は“民営化”されてしまう。 この「歴史のねじれ」 によって、靖国神社の宮司(一民間人)は、いっさいの民主的手続きを踏むことなく、来の祭司である昭和天皇の意志に反して、独断でA級戦犯の合祀を行なった。だがなぜか、保守派もリベラルも、この身勝手な振る舞いを問題にすることはない(「靖国問題と歴史のねじれ」

    『橘玲の中国私論』「反日と戦争責任」附記 – 橘玲 公式BLOG
    kmiura
    kmiura 2015/03/08
    日本の兵隊の半分を餓死させた連中がA級戦犯であることを「戦勝国である米国の裁き」にすぎないって思う日本人がいることのほうが私には驚愕だが、目下アベの支持率50%以上であることを鑑みればそれは事実なのだろう
  • 日本はいつまで“アジアの先進国”でいられるのだろう? 週刊プレイボーイ連載(79) – 橘玲 公式BLOG

    インドネシアは赤道をまたいで1万8000もの島々に2億3000万人以上のひとびとが暮らす海洋国家で、公用語はインドネシア語ですが、およそ300もの民族が600ちかい言語を使っています。15世紀までは中国とインドの中継貿易で栄え、無数の王国が興亡を繰り返してきましたが、16世紀にオランダに征服され、それ以来300年間の植民地支配に苦しむことになります。 インドネシア独立は第二次世界大戦後の1949年で、歴史文化も異なるひとたちが、オランダとの独立戦争をたたかったという経験だけでヴァーチャルな国民(想像の共同体)を生み出しました。とはいえ、多民族社会が近代国家としてのまとまりを維持するためには軍政に頼るしかなく、1968年から30年間、元陸軍司令官のスハルトによる独裁が続きます。 1997年のアジア通貨危機はインドネシアを直撃し、通貨ルピアは暴落し、翌年には激しいインフレが全国で大規模な暴動

    日本はいつまで“アジアの先進国”でいられるのだろう? 週刊プレイボーイ連載(79) – 橘玲 公式BLOG
    kmiura
    kmiura 2012/12/19
    インドネシアはほんまに風通しが良い。グローバリゼーション以前にグローバルな感覚を持った人々(雑貨屋のおばちゃんをはじめ)が住んでいる。
  • 同和地区を掲載することは「絶対に」許されないのか? – 橘玲 公式BLOG

    「ハシシタ 奴の性」について、『週刊朝日』に編集長の「おわび」が掲載された。今後は第三者機関が記事掲載の経緯を検証し、結果を公表するという。結論が出るまでにはかなり時間がかかるだろうが、今後の議論の参考に事実関係を整理しておきたい。 最初に、以下のことを断わっておく。 「ハシシタ 奴の性」は、出自や血脈(ルーツ)を暴くことで橋下市長を政治的に葬り去ることを目的としている。だからこれは、ノンフィクションというよりもプロパガンダ(政治的文書)だ。 記事のこうした性格を考えれば、橋下市長が、記者会見での回答拒否を含むあらゆる手段を行使して『週刊朝日』に謝罪と連載中止を求めるのは当然だ。一連の行為が正当かどうかは、今後、有権者が判断すればいいことだ。 著者である佐野眞一氏の、「両親や、橋下家のルーツについて、できるだけ詳しく調べあげ」るという手法に反発したひとは多いだろう。私もこうした手法には

    同和地区を掲載することは「絶対に」許されないのか? – 橘玲 公式BLOG
    kmiura
    kmiura 2012/10/30
    同意するなあ。
  • 『週刊朝日』はいったい何を謝罪したのか? – 橘玲 公式BLOG

    前回のエントリーをアップした後、『週刊朝日』編集部と著者である佐野眞一氏のコメントが公表された。私の意見にはなんの変更もないが、『週刊朝日』編集部の正式な見解が次号に掲載されるというから、その前に論旨をもういちどまとめておきたい。 ・『週刊朝日』に掲載された佐野眞一氏の「ハシシタ 奴の性」は、「敵対者を絶対に認めないこの男の非寛容な人格」の秘密を知るために、「橋下徹の両親や、橋下家のルーツについて、できるだけ詳しく調べあげ」るノンフィクションだ。その目的が、出自や血脈(ルーツ)を暴くことで橋下市長を政治的に葬り去ることであるのは、連載の第1回で明快に述べられている。すなわち、佐野氏はこの記事が引き起こすであろう社会的な混乱を含め、すべてを熟知したうえで執筆している。 ・『週刊朝日』編集部は、佐野氏のこうした執筆意図に完全に同意したうえで連載を開始した。それは、「ハシシタ 奴の性」という

    『週刊朝日』はいったい何を謝罪したのか? – 橘玲 公式BLOG
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    kmiura 2012/10/21
  • 週刊朝日は謝罪すべきではなかったし、連載を続けるべきだった | 橘玲 公式サイト

    出版の世界の片隅にいる者として、ノンフィクション作家・佐野眞一氏が『週刊朝日』に書いた「ハシシタ 奴の性」と、その後の出版社の対応について思うことを述べておきたい。 いまから20年ちかく前のことだが、私はその頃小さな出版社に勤めていて、屠場労組の主催する糾弾の場に出たことがある。当時の糾弾というのは、十数社の新聞社・出版社の幹部や編集責任者が一堂に集められ、100人あまりの組合員の前で差別表現を謝罪するというものだった。 典型的な差別表現は「士農工商」「屠殺」「屠所に引かれる羊のように」で、こうした言葉を注釈なしに使った出版社は「差別に対する意識が足りない」として謝罪を迫られた。このとき会場を埋め尽くした組合員から、「お前は踏まれた者の痛みを知っているのか!」などと怒号を浴びるのが“糾弾”の由来だ(もっともこうした糾弾は70年代がもっとも激しく、私が参加したときはかなり形骸化していた)。

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    kmiura 2012/10/20
  • 東京電力は日本政府を訴えるべき – 橘玲 公式BLOG

    福島第一原発事故にともなう東京電力の損害賠償について、理解しがたい主張が横行しているので、それについて私見を述べておきたい。 議論の前提として、東京電力は福島第一原発の安全管理に責任を負っているのだから、今回の事故が引き起こした風評被害を含むすべての損害に対して賠償義務があることは明らかだ。このような場合、資主義社会では、会社法などの法律や金融市場のルールによって、誰が損失を負担すべきかを明確に定めている。今回のケースでは、賠償の原資は次のような順番で調達することになる。 東京電力は、第一に、保有する株式や不動産など、売却可能な資産をすべて現金化すべきだ。社ビルや社宅など、キャッシュフローを産まない資産はすべて売却して賠償原資にすればいい(社ビルなどはリースバックすればいい)。 役員報酬や社員の年収カットにとどまらず、整理解雇を含めたリストラによって経費を削減する。東京電力は今年度の

    東京電力は日本政府を訴えるべき – 橘玲 公式BLOG
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    kmiura 2011/05/15
  • アメリカはなぜ銃社会なのか? – 橘玲 公式BLOG

    「市場の倫理と統治の倫理」につづいて、『残酷な世界~』の未公開原稿をアップします。 ナッシュ均衡は、いろいろな社会現象を読み解くときに、知っておくととても便利な道具です。ここではナッシュ均衡を使って、「アメリカはなぜ銃社会なのか?」(銃規制に反対する全米ライフル協会のひとたちは、べつに頭がおかしいわけじゃない)ということを説明しています。 *                   *                   *                   *                   *                   *                   *                   * 映画『ビューティフルマインド』は、統合失調症に苦しむ数学者ジョン・ナッシュと、彼を支えた家族の物語だ。こころの病を克服してノーベル経済学賞を受賞した天才を讃えて、彼の発見した

    アメリカはなぜ銃社会なのか? – 橘玲 公式BLOG
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    kmiura 2010/12/25
    銃社会の話だと必ず、日本かアメリカか、みたいな話になるけど、スイスなんて男のいる家庭はほぼぜんぶ銃が家にあるが、アメリカみたいな銃社会ではない。
  • 日本人は中国人に謝罪すべきか(1) – 橘玲 公式BLOG

    「リバタリアニズムとコミュニタリアニズム」というエントリを書いた時に、サンデル教授の『これからの「正義」の話をしよう』(これは素晴らしいだ)を読んでいて、もうちょっとちがう議論ができるんじゃないかと感じたことを思い出した。このままだとすぐに忘れてしまうので、ちょうどいい機会だからアップしておきたい(長文なので3回に分けます)。 サンデル教授は、「正義」をめぐるコミュニタリアン(共同体主義者)とリバタリアン/リベラリスト(自由主義者)の対立を、「先祖の罪を償うべきか」という問題で考える。 リバタリアンはもちろんリベラリストも、「自由と自己責任」をセットとする近代的な自我だけが「正義」の根拠だという立場を共有する。サンデル教授はこれを「道徳的個人主義」と呼ぶが、自分が自由な意思で選択したことにしか責任が負えないとすると、彼らの論理では先祖の罪を償うことはできない。これは利己主義ではなく、自ら

    日本人は中国人に謝罪すべきか(1) – 橘玲 公式BLOG
    kmiura
    kmiura 2010/10/18
    せっかく面白い議論なのに、コメント欄に湧いてる。
  • 伽藍の世界 – 橘玲 公式BLOG

    伽藍からバザールへという話を、「どうしたら革命を起こせますか?」で書いた。 『残酷な世界~』で述べたけれど、伽藍(閉鎖空間)とバザール(開放空間)ではゲームのルールが違う。 バザールは参入も退出も自由だから、相手に悪い評判を押し付けてもあまり効果はない。悪評ばかりの業者は、さっさと廃業して、別の場所や別の名前で商売を始めるからだ。 バザールでは、悪評と同様に、いったん退出するとよい評判もゼロにリセットされてしまう。だから、たくさんのよい評判を獲得した業者は、同じ場所にとどまってさらに評判を増やそうと考える。顧客は評価の高い業者から商品やサービスを購入したいと考えるから、これがいちばん合理的な戦略なのだ(ネットオークションがその典型だ)。 バザール空間でのデフォルトのゲームは、できるだけ目立って、たくさんのよい評判を獲得することだ。だからこれを、ポジティブゲームと呼ぼう。 それに対して閉鎖的

    伽藍の世界 – 橘玲 公式BLOG
    kmiura
    kmiura 2010/10/11
    ガランであってもリセットできるようにすることはできないのかな。
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