2018.01.31 陶磁器の絵付けに使う「竹紙」 カテゴリ:日記 「ちくし」と読みます。 竹紙とは竹の繊維から作られた 紙のことをいいます。 私が陶磁器の上絵付けに使用する竹紙は ごく薄く、しかし丈夫な紙です。 教えていただいた手描きの チャイナペイントでは、 描くデザインが決まったら下描きを描き、 絵柄を竹紙にトレースします。 この竹紙に岩紫という染料を グリセリンに溶かしたもので、 トレースされた竹紙を 裏返し線描きをします。 岩紫が乾くのを待って、 水で湿らせた布かスポンジなどで 竹紙を品物に貼り付けます。 竹紙をはがすと、 岩紫で描かれた絵柄が転写されます。 その絵柄にそって絵付けをします。 岩紫は焼くとなくなるので、 絵付けされた上絵の具だけが残ります。 非常に薄い紙です。 だけど非常に丈夫です。 この竹紙で約100個くらいの品物に 絵柄を転写することができます。 陶磁器の上絵