矢野経済研究所は1月9日、国内のサイト売買市場規模に関する調査結果を発表した。07年度の成約件数は270件、売買金額は13億円だったが、2010年度には1500件・85億円規模に拡大すると予測している。 サイト売買市場とは、Webサイト単体の売買取引で、事業譲渡の際に行われるような、人的資源や大規模な事業内容を含めたWebサイト事業の移行取引は含まないと定義。昨年5月から12月にかけ、サイト売買サービス事業者や仲介業者に、面接と電話で調査した。 08年度の国内のサイト売買市場規模は、成約件数が前年より85%増の500件、売買金額が同76.9%増の23億円になる見込み。今後は「参入企業による普及啓蒙活動や業界団体設立によるルール作り、人材育成などが実を結び、事情は順調に拡大していく」と予測する。 主に2つのサイト売買の仲介パターンが形成されつつあるという。1つは、仲介業者が買い手に対し、コン