「カキ氷を食べにいこうよ」と彼女を誘った。 一昨日の時点では速攻OKという返事を貰ったのだが、本来休みであるはずの土曜日がとても忙しくて、いつもよりもさらに帰ってくるのが遅くなった彼女は、カキ氷のためだけに起きて、日差しが照りつけ、汗が肌にへばりつく暑さの中、外出する気を失ったようだ。 仕方がない。適度にエアコンの効いた快適な楽園でずっと寝ていたいと思う、その気持ちは理解できるし、単純に睡眠時間が足りなかったのだろう。ちなみに私は早起きするために早く寝て、怖い夢を見て朝4時半に飛び起きた。という感じで、今回は仕方なく私1人でおでかけということになった。 あれ、これって何時も通りの展開じゃないの?という気がひしひしとするが、これはいわば下見なのだ。近いうち彼女や友人を連れていくための下見だ。世の中の学生たちが夏休みに入っている土日に、朝から長蛇の列が出来る有名なカキ氷専門店に行って、どの程度
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