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ブックマーク / zenn.dev/nobonobo (4)

  • Goのなぜ問答

    はじめに Goはできるだけ冗長な機能セットを増やさずに応用の効くシンプルで強力な機能セットに絞り込んだ設計であることを目指した言語処理系です。なのでリッチな機能を持つ言語処理系経験者からするとたくさんの「なぜ?」を感じると思います。 しかし、Goの開発者たちは他の言語処理系にある機能だからGoにも採用しようとは一切考えません。あくまで大きなゲイン(デメリットをメリットが大きく上回る)を示されるまでは採用しません。特に言語仕様についてはより変更を嫌う傾向があります。「Go1の約束」というものがあり、Go1.0向けに書かれたコードはGo1.xでも動くもしくは機械的にコードにパッチを当てることで移行可能にするということをずっと守っています(約9年?)。 最近になりGo2プロポーザルがたくさん書かれ、それらの提案のうち言語仕様に関するものは最終的に2〜3個に絞り込まれ順次採用されていくという計画で

    Goのなぜ問答
  • Goで軽量なデスクトップアプリ作成

    Lorca+SvelteKitでやってみる! https://github.com/zserge/lorca https://github.com/sveltejs/kit あらかじめ必要なもの go(version 1.17.2以降) nodejs(16.9.0以降),npm(7.21.1以降) Chrome/Chromium/Edgeのいずれか プロジェクトの開始 mkdir sample-gui cd sample-gui go mod init sample-gui npm init svelte@next frontend // Choice "Svelte app template" is "Skelton Project". // Choice "Use TypeScript" is No. // Choice "ESLint" is No. // Choice "Prett

    Goで軽量なデスクトップアプリ作成
    ko-ya-ma
    ko-ya-ma 2021/10/25
    Go + Svelte  + Chromium系ブラウザ
  • Goの苦手な領域

    Goの利点を使って実装するコツやノウハウを書くことがコミュニティにとってプラスになると思っているのでそれに専念したいという考えはありますが、Goの苦手な領域にGoを採用してしまってヘイトを溜め込んでしまう事例を見かけたりします。 こういう悲劇の起こる可能性を少しでも減らせたらという思いで、Goの現状の苦手な領域について解説しようと思います。Goを学び始めにこれらの領域に手を出すのは避けましょう。 Cgo is not Go GoCGO連携でC/C++資産を利用することができますが、メモリアロケータの異なる処理系を繋ぐ関係上、お互いに呼び合う際のパラメータや戻り値はほとんどのケースでコピーが必要になります(Cの型でメモリ確保しCの型のまま受け渡しする場合はOK)。なので高頻度に呼び合うような用途には不向きであるというのはSWIGなどのような複数の処理系を連携させる仕組みと同様です。 また、

    Goの苦手な領域
  • Goエラーハンドリング戦略

    Goのエラーハンドリングが採ったスタイル 多値返し 直積(関数の返値とエラーを両方返す) try-finallyをdeferという機構でカバー panicはプロセスを落とすためのもの Goはこの戦略でエラーハンドリングを行うとしましたので、「多値はなぜタプルじゃないんだ?」、「直和(返値orエラー)で十分じゃ?」「panic-recoverでtry-catchできそう?」などいう様な他の処理系の風習を持ち込むことは意味がありません。そしてそれらの提案の多くはすでに検討されリジェクトされてきた経緯があります。 「try組み込み関数」プロポーザルなんかも検討されマージ直前くらいまで進んだこともありますが、「Goのエラーハンドリング」にとって一長一短がありました。その欠点課題は解決できずに最終的にリジェクトされました。 「多値返し」は実にCPUフレンドリーな機構で、C言語の関数呼び出し規約にちょ

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