大阪府が提供する生成AIを活用したチャットサービスが、万博に関する質問について「残念ながら中止」などと回答する現象が起きていることがわかりました。 大阪府が生成AIを活用して今年9月から提供しているサービス「大ちゃん」。しかし、記者が「大阪の万博は中止ですか?」と質問してみると、「残念やけど中止になってしまいました」と答えます。また、開催時期について聞くと、正しくは「2025年4月から」ですが「2025年3月から」と誤った回答をしていました。 府によりますと、「大ちゃん」は利用者に寄り添い会話を楽しむ目的で作られていて、生成AIはインターネットなどのあらゆる情報を学習するため、正確性に欠ける部分があるということです。こうした情報はSNSでも拡散されていて、府は状況を確認した上で、「修正できる部分があれば修正したい」としています。