今季のFC東京U-18は、夏のクラブユース選手権、冬のJユースカップをともに制し、「二冠」を達成しました。ただ、チームが年初に打ち立てた目標は、さらに大きい「三冠」達成。そのためには個人が、チーム全体が「1試合にこだわる姿勢」と「1試合(だけ)にとらわれない目線」、この2つのメンタリティを、己の中でせめぎ合わせながらも常に等しく保ち、1年間を過ごさなければなりません。それがいかに難しいものであるかは、論を待たないところでしょう。 今年…に限った話ではありませんが、私は基本出不精なので、全ての試合を目にしてきたわけではありません。よって、ここまで個人が、チームがどのように歩みを進めてきたのかについて、なにか偉そうに書くことはできません。それでも、私なりに断片的に見てきた「点」を無理やり「線」に繋げてしまっていいのであれば、贔屓目抜きで「右肩上がりで進んできた」と胸を張って言えます。 しかし、