フリーランスで自分の媒体を持っていると、あらゆるところに主体的に顔を出すことができます。それはすごく幸せなことです。 “ライターの数だけ、それぞれの人生がある”。ライターが魂を込めて執筆する原稿にはそれぞれの個性・生き様が反映されるとも言われている。J論では各ライター陣の半生を振り返りつつ、日頃どんな思いで取材対象者に接して、それを記事に反映しているのか。本人への直撃インタビューを試み、のちに続く後輩たちへのメッセージも聞く前後編のシリーズ企画がスタートした。第7回は『トーキョーワッショイ!プレミアム』の後藤勝氏に話を聞いた。 (前編「ライターと編集者。”二足の草鞋”を履くことになった動機とは?」) ▼考える材料の提供 ーーそれでは、Webマガジン『トーキョーワッショイ!プレミアム』の話に移りましょう。スタートはどの時期ですか? 後藤 2011年から『トーキョーワッショイ!MM』というメー