東京のユースサッカーの魅力、注目ポイントや国内外サッカーのトピックなどを紹介するコラム、「SEVENDAYS FOOTBALLDAY」 勝者が勝者でいられるのは束の間であるように、敗者が敗者であるのもまた束の間のことだ。“束の間の敗者”は、次の“束の間の勝者”となるため、あるいは勝者以上に前を向き、力強い一歩を踏み出していく。 7月23日。日本クラブユース選手権U-18大会グループステージ2日目。中国予選を勝ち抜き、初めて全国の舞台へ乗り込んできたレノファ山口U-18は大会2戦目に挑む。「1試合目はちょっと硬さがありましたけど、2試合目は硬さも取れて、最後まで判断して自分たちらしく攻められたのも良かったですね」と話したのは監督の中山元気。全国デビューとなったC大阪U-18戦の0-1という惜敗を経て、この三菱養和SCユース戦で選手たちは躍動する。 後半9分に先制を許したものの、キャプテンの糸